初めての育児。何がわからないかも分からず、なんとなく育児が不安・・・。同じ思いのママはいるのかな?みんなどうしてるんだろう。
そんなママへ。
私自身、初めての出産を経験して家族が増えた喜びを感じるその一方で
何もかもが初めての育児で毎日がバタバタと過ぎていく。
慣れない育児で何がわからないのかも分からずなんとか毎日を過ごしている時期に
育児疲れも重なって
「私の育児はこれでいいのか・・・」
という思いが湧いてきました。
そんなときに偶然手にした「子育てのきほん」という一冊の本。
子育てのコツというよりはママに寄り添いながら子育ての心構えや考え方などを書いてある本です
ただなんとなく育児に対して不安や怖さを感じていた私は
今、私に必要なのはコレだ
と迷わず本を手にして購入しました。
この本を読み進めると
これから我が子とともに生活していく基礎となる部分を優しく語りかけてくれます。
今回は育児に対して不安を感じていた私が「子育てのきほん」という一冊の本に出会い、肩の力が少し抜けて気持ちがラクになった体験をお伝えできればと思います。
- 初めての育児で何もかも不安なママ
- 育児に対する悩みがあるママ
- 我が子とどう向き合ったらいいか分からず自信がないママ
などにむけて書いています。
子育てのきほんに出会う前は初めての育児で漠然とした不安を感じ、怖くなった・・・。
初めての出産を無事に終えて新しい家族ができたことに喜びを感じているのもつかの間・・・
産院を退院して自宅に戻ると自分と子どもだけの初めての育児の始まりです。
入院していたときには周りに助産師さんがいてくれていつでも助けてもらえる環境で
自分ひとりで育児している感覚はあまりなく不安もさほどありませんでした。
いざ自宅に戻ると入院中には起こらなかったことが次々と起こり、どうしたらいいのかもすぐには聞けません。
コレでいいのかな・・・
何がわからないのかも分からず、漠然とした不安が襲ってきました。
生まれたての赤ちゃんを前にどうしていいのかわからなくなり、育児が怖いとまで思うことも。
もともと器用なほうではなかった私。
それに加えて悩みを周りに上手く伝えるのが苦手な性格だったからか育児に対して
「楽しい!」
という感情が少しずつ減っていきました。
そんなときに出会った「子育てのきほん」で学んだこと
そんな自分の育児に自信がなくなっていたときに本屋さんで一冊の本と出会いました。
それが「子育てのきほん」です。
もう亡くなられていますが、児童精神科医の方が書いた本です。
ママの気持ち・子どもの目線でとてもわかりやすい言葉で書かれています。
著者はお医者さんだけど難しい言葉は使ってないから読みやすい♪
やさしく語りかける口調でそれでいてしっかりと根拠をもって育児について話しているところがとても読んでいて心地よかったです。
この本で私が学べたこと
- 子どもはかわいがられるからいい子に育つ
- 子どもが望む親になることが大切
- いくら甘やかしてもいい
- 子どもが望むことはたったひとつ、それはやさしさ
ここからはこの本で学んだことをくわしく書いていきます。
子どもはかわいがられるからいい子に育つ
子どもは無条件にかわいいですよね。
それが我が子ならなおさらです!
子どもがかわいいから自然とかわいがるような気がしますがこの本では逆の考えでした。
子どもをかわいがるということはその子のことをしっかりと見て、
「子どもの喜ぶこと」
を満たしてあげられているということです。
子どももかわいがられているとわかるよね!
ママからかわいがられていることが分かれば相手の気持ちを分かってあげられるいい子に育つのだと思います。
だから、まずはかわいがること!
初めての育児で理屈であれこれ考えてしまっていましたが
「あなたはこんなにかわいい、いい子だ」
と基本的なことだけどこれがすごく大事だと気づきました。
子どもが望む親になることが大切
子どもが生まれる前は
ただ健康に生まれてきてくれればそれでいい!
と思っていたはずなのに、子どもが成長するにつれて
それはダメ!こうなって欲しい!
などと次々に子どもへの望みが出てくるもの・・・。
特にまだしゃべって欲求を伝えられない小さな頃は親の望みをつい押し付けてしまっていることが多い気がします。
親が子どもの喜ぶことをしていて、それを自分の喜びとして感じられれば
「喜びを分かち合う力」
を育てることができます。
子どもが望む親になることが子どもの人と交わる力を高めることにつながるんですね。
いくら甘やかしてもいい
あんまり抱っこしすぎると抱きグセがつくのかな・・・。
など子どもを甘やかしすぎてはいけないような気がしますよね。
でも、大丈夫!!
願いをたくさん聞いてもらえた子どもは、いつも親に許してもらえたという経験をたくさんすることによって
ある段階から必ず親の言うことも理解して社会のルールを自然と学ぶのだそうです。
甘やかし方も放任主義のようにわがまま放題させるということじゃなく、
子どもときちんとコミュニケーションをとりながら希望を受け入れることで私たちママのことも理解してくれるのだと思います。
それからは
何回抱っこをせがまれてもその度に抱っこして、子どもの喜ぶ姿を見て自分も幸せな気分を味わうようにしてみました。
自分が喜ぶと子どももなんだか嬉しそう♪
子どもが望むことはたったひとつ、それはやさしさ
著者の医師としての経験上、子どもが望んでいるものはただ「やさしさ」なのだそうです。
本書のなかではママはプライドをもって子どもにやさしくしてあげてください
と書かれています。
ママは子どもの将来のことを考えて厳しくしないといけない気がします。
でもまずは、ただひたすら親としてのやさしさを与えられれば十分なのです。
常に許されてくつろげる「家庭」を与えられることは子どもの生きていく力を与えられることにつながるのです。
当たり前のことだけど、すごく大切なんだね!
自分は子どもに何をしてあげられるのか・・・
と漠然と不安に思っていましたが、この言葉を見てホッとして肩の力が抜けました。
「子育てのきほん」に出会って変わったこと
何もかもが初めての育児で
「これでいいのか」
「子どものためになっているんだろうか」
と決して具体的ではないもののなにか大きな不安を感じて少しずつ自信がなくなっていたあの頃
言葉にはしにくい漠然とした不安や怖さ・孤独を感じたことのあるママも多いのではないでしょうか。
そんなときに出会った「子育てのきほん」
読みながら心があったかくなったことを覚えています。
日々、我が子のことを想って、悩んでいること自体が大きな愛情なのだと気付かされました。
子どものことを喜ばせて、自分も嬉しくなって笑う。
それがどんなに小さなことでも、そのひとつひとつの喜びが子どもを幸せにするのでしょう。
この本に出会って私は、何をしてあがられるのかということではなく
何がこの子の喜びなのかという前向きな問いかけが普段の生活でもできるようになりました。
「喜び」や「やさしさ」
言葉にするとちょっと照れくさいことばですが、子どもは真正面から受け止めてくれます。
自分が楽しくいることが子どもの幸せにつながるのだと思います。
初めての大変な出産を乗り越えて我が子と会えたときのことを今でも鮮明に覚えています。
その時に感じた無償の愛情を思い出させてくれた一冊でした。
子育てのきほんのレビューまとめ
「子育てのきほん」で学んだこと
- 子どもはかわいがられるからいい子に育つ
- 子どもが望む親になることが大切
- いくら甘やかしてもいい
- 子どもが望むことはたったひとつ、それはやさしさ
「子育てのきほん」に出会って変わったこと
- 我が子のことを想って、悩んでいること自体が大きな愛情なのだと気づいた
- 子育てで前向きな気持ちで子どもと接することができるようになった
子育て初心者の私たちは日々慣れない育児と奮闘しています。
寝不足でも、ごはんがゆっくり食べられなくても毎日頑張るのは子どもを幸せにしたいから
ただそれだけです。
ときには不安に押しつぶされそうになってツライときもあります。
でもその思い悩んだ日々さえ子どもに対する愛情です。
我が子をぎゅっと抱きしめて一緒に笑う
それだけでいいのかもしれません。
正解がわからないからこそ毎日を子どもと一緒に楽しんでいきましょう。
そうすれば自分と子どもだけの子育ての答えがきっと見つかります。
子育てに対して不安や孤独を感じているママのお役に少しでも立てれば幸いです。
関連記事もありますのでぜひあわせてご覧ください。
参考:『子育てのきほん』 佐々木正美
ツイッターでは0歳の子育てに関することなどを発信しています!気になる方はオクラ遥(@okuraharuka)をフォローしてもらえると嬉しいです♪
コメント